NABARI|株式会社名張ホールディングス

粉体塗装工程において、生産開始時に塗装用の粉体がダマになっており、塗装の品質に影響が出ている。

ParaRecolectar(パラレコレクター) 活用事例

粉体塗装工程の塗装粉が固まりになってしまう。ブース内の環境監視で品質不具合の原因追及!

課題
塗装工程の粉体塗料にダマが発生してしまう!

粉体塗装工程において、毎日の生産開始時に粉体塗料にダマ(固まり)が生じている。

塗料にダマがあると、塗装の不具合に繋がるため、品質と修正工数が課題になっていた。


導入
環境センサで塗装ブース内の湿度・温度を測定

塗装ブース内にParaRecolectarの環境センサを設置し、湿度・温度の測定を行った。

ブース内は設備稼働中も停止中も常に空調機が作動しており、温度設定は常時18℃であった。


結果
ダマの発生要因に空調の温度設定が影響している可能性が判明

ライン停止後は、焼付乾燥炉が停止していること・ブース内が無人であることから、同じ空調設定でも稼働時と比較してブース内の湿度上昇が見られた。

粉体のダマの発生には、この湿度上昇が影響している可能性があるのではないかと推測。

ライン停止中の空調設定を28℃に変更したところ、ブース内の湿度上昇を抑えることができた。

この設定で調査継続し、ダマの発生を抑制できれば、品質不具合の未然防止策として取り扱う。

効果

・不具合要因の数値化

・不具合に影響がある項目の特定に活用

・不具合発生の予防策を策定

今回の対応では、粉体塗装工程における不具合要因の特定においてParaRecolectarの環境センサが活用できた。最適な空調設定温度やより良い条件探索などについては現在も調査継続中であり、今後ParaRecolectarのいろいろなセンサを付けながら検証を行っていく。

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